チーム成績

チームプロフィール

1977年に創立された、イギリスのコンストラクター。コンストラクターズタイトルを9回獲得するなど、フェラーリやマクラーレンに並ぶ名門チームだ。

自動車会社の後ろ盾を持たないプライベートチームだが、F1参戦初期から優秀なエンジニアが集ってきた。1980年には、アラン・ジョーンズがドライバーズ部門で頂点に立つとともに、初のコンストラクターズ部門制覇を成し遂げている。1982年にはコンストラクターズ部門連覇を果たし、1982年にもケケ・ロズベルグをドライバーズ部門トップに立たせた。ターボエンジンへの適応などで後手を踏んだが、1986年にはコンストラクターズタイトルを奪還し、1987年にはネルソン・ピケとともに、またも2冠を達成した。

1990年代には、黄金期を迎えた。前年からの新型マシンへの注力が、1992年に花開く。開幕からワンツーフィニッシュを続け、ナイジェル・マンセルをワールドチャンピオンに押し上げるとともに、コンストラクターズ部門との2冠を達成。アイルトン・セナを亡くすという大きな痛みを経験したが、1993年以降はアラン・プロスト、デイモン・ヒル、ジャック・ビルヌーブを世界王者に据えるとともに、コンストラクターズタイトルもかき集めた。

その後は2007年からはトヨタエンジンを搭載し、日本人ドライバーの中嶋一貴も2シーズン所属するなどパートナーを変える時間が続いた。その不安定さが示すように、長い低迷期に突入してしまう。

メルセデスからエンジン供給を受けた2014年にはコンストラクターズランキングで3位に浮上し、翌年には2年連続で3位につけたが、その後はまたも成績が下降する。2018年以降の5年間で、昨シーズンも含めて10位が4度。2020年には財政難に陥っていたチームをアメリカの投資会社が買収。運営体制に大きな変化があった。

2022年シーズンはアレクサンダー・アルボン、ニコラス・ラティフィがそれぞれ1度だけ9位になったのが最高位。2人合わせて4ポイントの獲得にとどまった。

2023年シーズンには、ラティフィに代えて昨季のF2選手権でルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得したローガン・サージェントを正ドライバーに採用。チーム代表には長らくメルセデスで戦略担当を担ってきたジェームズ・ボウルズが就任し、再起を図る。

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